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2019年12月21日 (土)

らしさ

昨夜は友人と飲みにいった。再会は一年半年ぶりくらいか。仰々しく懐かしがらずスムーズに会話に入っていくのが大人の嗜みだ。

それでも「俺ってこの人の前でどんな人間だったっけかなー」と妙な不安を覚えていたのも本当だ。取り繕うという意味でなく、再会を果たす間に変わったと思える自分の領域に自信がなかったのだ。

良い悪いではなく、果たして自分は自分らしくいられているのだろうかという不安。相手から「らしくないな」と思われないかという不安がうっすらとあった。

人間、誰にだって現状の不満や将来の不安があるもんだ。それでも背筋を伸ばさせるのは、使命感や誇りといったものだろう。逆にいえばいくら金があって環境がよくて暖かな人間に囲まれていても、使命感や誇りのない人は不幸だと思うし、薄いなと、思う。

頭で考えた損得勘定で生きるのではなく、自分の心を響かせるような生き方をしている人間は、味気があって面白い。果たして自分はそういう人間になれているのか、おそらくなれていないから昨夜は「らしくないな」と思われそうで不安だったのだ。

昨夜、言葉が溢れるように出てくる感覚を覚えた瞬間があった。「ああ、今、心から言葉が出てきているな」と思った。こういう会話は面白いものだ。相手と心を照らし合わせているうちに、自分にとって大事なものが映し出される。

何をするときも、誰と話すときも心で生きていれば、必然的に自分のことが見えてくる。自分の求めている生き方というものがぼんやりと分かってくる。そういったものを追い駆けるのが、「らしさ」なんじゃないかな。

昨夜はいい夜だった。

僅かながら得た手掛かりではあるけれども、自分らしく生きてみようと思った。

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