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2013年10月22日 (火)

コンテンツの電子化に伴う変化について

森前首相が「IT革命」を「イット革命」などと言い違えて早10数年、インターネットの普及により情報における利便性は格段に向上し、膨大な情報を瞬時に入手・発信することが可能になった。
その恩恵はすさまじく、音楽リスナー、漫画読者からしたら非常にありがたいことなのではないか。




例えばネット普及以前には、好きなアーティストの新譜を聴こうと思ったら、まずは音楽雑誌で情報をチェックしなくてはならなかった。
そして、発売日にCDショップに行きCDを購入し、家に帰ってCDプレイヤーにCDをセットして、やっとこさ聴くことができる。

しかし、今はYouTubeにアップロードされているPVをワンクリックするだけで視聴できる。とても楽で便利。
購入したCDもMP3化してデータで管理するばいつでも聴けるし、持ち出せるし、最高だ。

大体、ネット普及以前は好きなアーティストのPVなんか殆ど観ることなんかできなかったし、インディーズのアーティストに至っては顔も見たことないなんてザラだった。



漫画だって、実物の書籍の方が読み易いし愛着も湧くけど、書店に買いに行く手間と読みたい時にあらゆる場所で読めるという利点を考えると、やっぱり電子書籍は便利だ。
「次の古本屋にも『シュート!』の23巻がなかったらどうしよう・・・」なんて心配ともおさらばできる。

何より声を大にして言いたい電子化の利点は、大量の漫画を収納するスペースの確保する必要がないということ。
今までに「こち亀全巻集める!」と宣言したものの諦めてしまった読者が何人いるだろうか。
ワンピースの終わりが見えなくて本棚の新調に頭を悩ませている読者が何人いるだろうか。
評判で面白い漫画だけど、その巻数の多さが購入を差し控えている要因になってしまっている読者が何人いるだろうか。

電子化に伴い、収納スペースの問題が解決されることは、一般的な漫画読者にとっては、電子化最大の利点と言っていいと思う。

(しかし、個人的には、現状では漫画は紙ベースで買いたい。)



このような変化を良しと捉えるか悪しと捉えるかは、人それぞれだと思うけど、電子化に順応するようにコンテンツも変化していっているのが、個人的には面白いところだと思う。

音楽の場合、動画サイト等で気兼ねなく新しい音楽に触れられる反面、「退屈だな」と思われたらあっさりブラウザバックされてしまうドライな部分があるので、それに対応する工夫を施さなければならない。

漫画の電子化については議論が分かれるところだけど、電子化が主流になったとして、現状のページ割、コマ割では読みづらい部分があるので、電子端末に適した形状が採択される場面が増えるはず。



そこで、ひとつ面白いなと思ったのが、集英社が設置した「ジャンプ次世代マンガ賞」という賞である。
この賞は、通常の漫画形式に捉わず電子端末で読むことに適していれば形状は任意で構わないとのこと。

どんな作品がこの賞に集まり、どんなコンテンツが今後展開されていくのか、見逃せない!
のだけれど、実はそれだけでなく、この賞の「WEBエンタメ部門」では、アニメ、小説、歌、ダンスなど、スマホやPCで楽しめるコンテンツならば何でも選考対象となるらしい。

これは面白い。

「ネット配信を中心とした電子コンテンツはおそらく、音楽、映像、漫画、キャラクターなどをある程度のストーリー性で繋いだ総合コンテンツになっていくのではないだろうか」

というような予見は今更感があるけれども、やはり大手出版社がこういう動きをすると、いよいよかな、という気がしてくる。楽しみだ。



簡単に情報に触れられる時代の情報の価値観、
そのような価値観に合わせたコンテンツの変化、
そのコンテンツを見聴きし育った世代がつくっていく作品。

まさに時代の転換期。
芸術は、娯楽は、エンタメは、どうなっていくのか。

楽しみだし、見ものだし、やりどころでもある。

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