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2013年4月 3日 (水)

たばこと私①~景色~

2013年1月から禁煙しています。
禁煙を開始した理由は、たばこは健康に悪いからです。

私は、9年間たばこを吸っていました。
その数年間は所謂青春まっただなかな訳でして、
きっとたばこを吸っていなければ、現在とはかなり違う人生を
歩むことになったのかもしれないなと、思います。

時おり、

100害あって1利なし

などと言われるたばこですが、
その一言で済まされたら私のヤニ臭い青春とは
一体なんだったのかという話になってしまいます。

なので、青春の威厳をかけてここに記します。
ヤニ臭くもすばらしい1場面1場面を。
(手短に)

<7月のある日>

私は彼女に振られて落ち込んでいた。

今思い返しても、あれほど人を好きになったのは最後だった。

私はさながら涙搾り出し機といわんばかりにその涙腺をおっぴろげ、
来る日も来る日も嗚咽を洩らしながら泣き続けた。


実を言うと、失恋して泣いている自分に少し酔っていた。
なんか、この感じって大人じゃね?とか思っていた。

ある日、
遊びに来た友達がマルボロのメンソールを俺の部屋に置いていった。

そのとき、私の頭にゆずの「灰皿の上から」(YouTube)が流れた。



火を点けた。吸った。吐いた。気持ち悪い。ヤニクラ。



そして、ベッドに倒れこんだ。


「傷心に併せて体までダメになったら救いようがないじゃないか。
なんだっていつもこんななんだ、なんだっていつもこんななんだ。」

そんなことを思っていたような気がする。

<10月のある日>

何か変わらなくては、何かを変えなければと、
毎日そんなことばかり考えていた。

その日は、友達と季節外れの花火大会に来ていた。
場所取りのために早く来過ぎて、
長い時間を河川敷沿いの階段に座って待っていた。

そのとき交わした会話は下らないものだったかも知れないけど、
言葉の中にはいちいち“未来”があって、
どんな生き方でもやっていけるような気がしていた。

秋の河川は西日を乱反射させ、
キラキラしてとても綺麗だった。

秋風がオギのこずえを揺らして、
時間がとても穏やかに流れていった。

そんな、穏やかな昼下がり、それでも何かを待っていた昼下がり、
薄く、本当に薄く染まった午後の晴天に
風の姿を見せながらすっと消えていくたばこの煙を見上げているのが好きだった。

ひゅー。



(つづく!!)

 

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